結核感染の診断にはコッホの時代以来ツベルクリン反応検査が用いられ、長らくそれに代わる検査がありませんでしたが、日本ではBCG接種が大部分の人に広範に行われているため、ツベルクリン反応が陽性でもそれが結核感染の為なのかBCG接種によるものなのかが分かりませんでした。
それを解決したのがクォンティフェロン検査です。
クォンティフェロンは結核菌にあってBCG(菌)にはない、特異抗原によって血液中リンパ球を刺激して、インターフェロンγを放出させ、これを定量することによって結核感染を診断するものです。日本を含め全世界で既に広範に使用され、その優れた診断パフォーマンスが示されています。